軌陸トロ
- 飯島機工株式会社
| 特許等の番号 | 発明等の名称 | 権利者 | リンク |
|---|---|---|---|
| 特願2025-166370 | 軌陸両用トロ台車 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 詳しく見る |
軌陸トロ
- 飯島機工株式会社
| 特許等の番号 | 発明等の名称 | 権利者 | リンク |
|---|---|---|---|
| 特願2025-166370 | 軌陸両用トロ台車 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 詳しく見る |
概要
Point 1 き電停止不要で作業効率を大幅改善 荷物の積み込みを道路上で行えるため、従来必要だったき電停止が不要に。保線・土木・電気・信通など幅広い部署の作業負担を大きく軽減します。
Point 2 独自のカム機構でワンステップ切り替え 油圧やジャッキなどの特別な装置を使わず、独自のカム機構により軌道用車輪と陸送用タイヤをシンプルな操作で切り替えられます。
Point 3 レールの溝を活用した確実な位置決め キャスターをレールの溝に落とすだけで切り替え位置が自動的に確定。荷物を載せたままでもスムーズかつ確実に切り替え作業ができます。
効果
き電停止が不要になり、作業時間を大幅短縮
荷物の積み込みを道路上で行えるため従来必要だった、き電停止が不要に。さらに転てつ機を複数台経由していたルートをショートカットでき、資材運搬にかかる時間・労力を大幅に削減できます。
少人数での運搬を実現
軌道走行時は1人でスムーズに押すことが可能。トラックへの積み降ろしも2名で対応可能で、省人化に貢献します。
開発品誕生まで
駅構内での資材運搬では、積載箇所と作業箇所が異なる場合、転てつ機を複数台経由しながらトロを移動させる必要がありました。また、軌道上での積み込み作業にはき電停止が必須であり、現場の大きな負担となっていました。こうした課題を解決すべく、保守用通路から直接レールに載線できるトロの開発がスタートしました。
開発のきっかけは、お客様からの「カム機構を使って軌道用車輪と陸送用タイヤを切り替えられないか」というアイデアでした。このアイデアをもとに、L字クランク案・車輪同軸案など複数の方式を検討。油圧ジャッキは重量増加・スペース・操作性の面から不採用とし、最終的にテコを応用したシンプルな切り替え機構を採用しました。また、陸送用キャスターをレールの溝にはめ込むことで切り替え位置を自動的に確定できる独自の工夫により、荷物を積載したままでもスムーズな切り替えを実現しました。
製品仕様
- 材質アルミ合金
- 寸法W1300×D1200×H400mm
- 最大積載量500kg
- 重量60kg
特別コラム:開発者の想い少ない人手で、もっとラクに。現場の声から生まれた軌陸トロ
現場の声から生まれた「軌陸トロ」。
き電停止という現場の大きな負担を何とか解消したい——そんな思いから開発がスタートしました。お客様からいただいたカム機構のアイデアを起点に、油圧やジャッキを使わないシンプルな構造にこだわり、誰でも少人数で扱えることを目指しました。
試作と現地試験を重ねる中で、テコを応用した切り替え機構や、レールの溝を活用した位置決め方法など、現場ならではの工夫を積み重ねてきました。
この製品が現場の作業員の負担を少しでも軽くし、安全で効率的な鉄道保守に貢献できることを願っています。